日本は明治維新以降、西洋から多くのことを学び積極的に取り入れることで発展してきた。しかし、西洋では常識となっているのに日本が導入しなかった習慣もある。中国メディアの捜狐はこのほど、日本にはチップを支払う習慣がない理由について紹介する記事を掲載した。

 記事は、日本でも一部の高級レストランではチップを渡すことがあるものの、普通の店にチップの習慣はなく、渡そうとすると嫌がられるほどだと紹介した。この理由について記事は、「日本人は、サービスを提供する側も受ける側も無料であることが当然のことだと考えているからだ」と説明した。

 また、そもそもチップには明確な金額が決まっておらず、多すぎるともったいない感じがするし、少なすぎると嫌がられるという「面倒」な側面があると指摘した。これは何でも「規則で決められていることを好む日本人からすると大きなストレスになる」と主張し、こうしたストレスもチップの習慣が定着しなかった理由ではないかと分析している。

 そのうえで、チップの習慣は英国から始まったものだが、本来は裕福な人が受けたサービスに満足し、ちょっとした褒美をあげたことが起源となっていると紹介した。それが世界中に広まったが、今では本来の意味を失い「絶対にあげなくてはならない強制的なもの」となってしまったので、このような意味のない習慣は学ぶ必要など全くないと記事を結んだ。
 
 実際、中国も日本と同様、チップの習慣はないので、この点では日中の文化や考え方は共通していると言えそうだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)