中国人が日本に初めて来ると、ほとんどの人が「静かだ」と感銘を受けるようだ。日本が静かなのは「交通マナーが守られていてクラクションを鳴らす人がいない」ことも要因の1つだろう。中国の動画サイト・西瓜視頻はこのほど、「日本の交通マナー」を紹介する動画を配信した。

 動画を配信しているのは、日本に住む中国人夫婦で「日本人の交通マナーが高いと聞いている。日本人は運転中、道を自発的に譲り、クラクションも鳴らさないという噂は本当か」という質問に答えている。この夫婦は、日本には「暗黙の交通ルール」があるとして、実際に車を運転して検証している。

 この日検証した「暗黙のルール」は、道を譲ってもらったときハザードランプを点滅させて感謝する、一般に「サンキューハザード」と呼ばれるものだ。車を走らせてしばらくは、新型コロナの影響か車が少なくなかなか譲る機会がなかったが、結局4台の車に譲り3台がハザードを出していた。

 視聴者からは、日本の交通事情に感銘を受ける人が多く、「日本で車を運転すると腹が立たないだろうな」など感心するコメントが寄せられた。「中国では歩行者のために止まるドライバーが少ない」、「車どころか救急車やスクールバスにも譲らない。ぶつからないだけまし」と、中国の交通事情と比較していた。

 サンキューハザードについては、ハザードランプ本来の使い方ではないが、日本ではすっかり定着している。快適なドライブを楽しむために、どうしても感謝を伝えたいという気持ちから生まれたものなのだろう。ルールを守ろうとする意識のおかげで、日本は秩序正しく静かできれいな国になっているのかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)