海外ではアジア人の顔が皆同じに見えるのか、「中国人が旅先で日本人に間違えられる」というのはよくあることらしい。中国のQ&Aサイト・知乎にこのほど、「旅行先で日本人に間違えられた時、どんな気持ちだった?」と質問するスレッドが立てられ、多くの意見が寄せられた。

 スレッドでは、海外で日本人に間違えられた体験談が多く寄せられていたが、「相手に悪意がなければ、気にせず訂正もしない」という意見に代表されるように、間違えられてどう感じるかは相手によりけりのようだ。ある中国人ユーザーはタイで間違えられて、中国人だと訂正すると、相手が明らかにがっかりしたのでバツの悪い思いをしたそうだ。しかし、台湾で間違えられた別の中国人ユーザーは、中国人だと言っても「相手の態度が変わらなかった」と安堵していた。中国では「台湾で日本人は歓迎されるが、中国人は歓迎されない」と聞いている人が多いようで、内心は不安だったのかもしれない。

 また最近若い女性の間では、日本人や韓国人に間違えられて喜ぶ人もいるとの指摘もあった。「美人で民度が高く、お金持ちだと思われたのがうれしいのだろう」と推測しながらも、よく考えれば中国のイメージが悪いということなので、全くうれしい話ではないと釘を刺している。

 さらに多かったのが、「中国国内で間違えられた」というケースだ。特に、浙江省杭州市や江蘇省蘇州市出身者に多く、地元の方言が日本語のイントネーションに似ているために間違えられるようだ。大抵は間違えられても困ることはないものの、方言しか話せない高齢者が南京大虐殺紀念館に行ったとき、日本人と間違えられてインタビューを受けてしまい、中国人だと説明しても言葉が通じず困惑したというエピソードが紹介されていた。

 全体として、多くの中国人は日本人に間違えられても面白がることはあっても腹を立てることはないようだ。ただ、海外では中国人だと明かしたときの相手の反応が恐いようで、海外で中国人の評判があまり良くないことを気にしている人も多いようだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)