同じ動物や植物でも、日本と中国で「扱い」がまったく異なることは少なくない。中国メディアの快資訊はこのほど、2億年前から地球に存在する「ある生物」について、日本人は「生きた化石」として大切な存在と見なしているのに「中国人はニワトリのエサにしていた」と題する記事を掲載した。

 記事が紹介したのは「カブトエビ」だ。記事はカブトエビについて「小さな生き物で見た目も美しいというわけではないが、2億年前から生きている生命力の強い生き物だ」と紹介した。実際、カブトエビは「生きた化石」とも呼ばれており、甲殻類としては原始的な種とされている。

 記事によると、カブトエビは中国農村部の田んぼなどでよく見かけることができるというが、中国の農民は「害をもたらす存在」だと思い込んでニワトリなどのエサとしていたという。しかし記事は、カブトエビは田んぼの雑草や有害な微生物を食べてくれるので、害をもたらすどころか「稲作にとって大切な存在」だと指摘した。

 中国ではあまり多くの人に知られていないカブトエビだが、「日本ではとても有名だ」と記事は紹介した。稲作に有益な役割を果たしていることが知られているほか、なかには「ペット」として飼う人までいるという。

 中国では北方を中心にかつてはカブトエビがよく見られたようだが、最近では農薬などの影響もあり、かなり減少しているそうだ。中国はカブトエビが生態系を支える大切な存在だということを認識したうえで、ぜひとも大切に保護してもらいたいものだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)