中国のネット上では最近、愛国主義の高まりとともに日本文化に対する否定的な見方が広がっているようだ。特に、日本が「文化侵略」してきているとの論調が増えてきている。中国メディアの網易はこのほど、「なぜ日本は中国を恐れず、6回も中国と戦争してもあきらめず、今度は文化侵略してくるのか」と題する記事を掲載した。

 記事が指摘する日中間の6回の戦争とは、663年の白村江の戦い、1274年と1281年の元寇、13世紀から16世紀にかけての倭寇との戦い、豊臣秀吉による朝鮮出兵、日清戦争、そして、日中戦争のことだ。そのうえで、「日本は中国に対して7度目の戦争を仕掛けている。それは文化戦争だ」と主張し、「これは文化侵略だ」としている。

 記事によると、日本は3つの方法で中国に対する文化侵略を試みていると主張。その1つが「映画やテレビ」で、特に、日本アニメは質が高いので中国に一定の影響力を及ぼしていると指摘した。

 2つ目は「インターネットを通して日本文化や民度を称賛する方法」だ。日本に行ったことのある中国人が日本文化を称賛する内容を発表することで、中国人の思想を変化させようとしていると主張した。

 3つ目は「影響力のある学者や中国人ブロガーを通して日本文化を押し広めること」だ。こうした中国人たちは、日本の悪い面は隠して良い面だけを意図的に広めていると主張した。

 しかし記事は、今や多くの中国人が日本文化の浸透を拒絶するようになっており、むしろ「中華文化を大々的に宣伝するようになっている」と主張した。それで、日本が文化によって中国を侵略しようとする試みは成功しないと結論している。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)