日本は任天堂やソニーなど、世界的に有名なゲーム機メーカーがあるが、eスポーツの分野では他国と比べて遅れを取っており、あまり良い結果は出せていないのが現状だ。中国メディアの騰訊はこのほど、「日本には有名なゲーム機メーカーがあるのに、なぜeスポーツが弱いのか」と問いかけ、その理由について分析する記事を掲載した。

 記事は、日本はゲーム機が早くから普及したゲーム大国だが、皮肉にも伝統的なゲーム産業が発展しすぎたため、「鎖国」状態となってしまったことが要因の1つだと分析した。eスポーツは「対戦」を強調するゲームだが、日本でゲームが発展し始めた初期のころは、対戦よりも1人で楽しむゲームスタイルが多く、後にオンライン対戦型のゲームが出てもあまり受け入れられなかったと説明した。

 また、日本のゲーマーは高い難易度でクリアすることに熱中したり、いかに速く連射するかなどを競ったりする傾向が強かったと指摘した。対戦型の格闘ゲームも出てきたが、スポンサーが少ないため成熟したeゲーム体制が形成するには至らなかったとしている。

 このほか、「ネトゲ廃人」という言葉があるように、日本ではネットゲームに対する偏見があることや、日本は法律上、eスポーツの賞金が最高10万円までしか出せないことも発展を阻害していると分析した。とはいえ、日本がゲーム大国であることには変わらず、ゲーマーの層が厚いので、いつか世界の舞台に出てくることも十分に考えられるので、決して侮ることはできないと記事を結んだ。

 これまで、中国はeスポーツの分野で強く、中国国内でも大きな盛り上がりを見せており、プロゲーマーを育成する学校もあるほどだったが、最近では中国政府がゲーム業界に対する締め付けを強化しており、未成年者に対するネットゲームの規制も行われる。中国のゲーム環境は大きく変わっていきそうだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)