台湾は2008年から中国からの観光客を受け入れるようになり、中台関係が悪化する前の2018年には約800万人を超える中国人が台湾を旅行した。そんな中国人たちは台湾の農村部を見て、中国とはずいぶん違うと感じていたようだ。中国メディアの網易はこのほど、台湾と中国の農村部の違いについて紹介する記事を掲載した。

 記事によると、台湾の農村部を訪れた中国人観光客の多くが「日本の農村部のようだ」と感じるという。実際、道路がきれいに舗装されていて、家々には草花が植えられていることや、家そのものも日本に似ているので、日本の農村部との類似点は多いと伝えた。これらは中国の農村部には見られない点だと言える。

 また、台湾の農村部は交通の便が良くて列車が通っていることや、都市部との大きな差がなく、農村部にも進んだ設備や施設があることが中国とは異なると分析した。中国は都市部と農村部の格差が大きいところがほとんどだ。さらに、台湾は農村部でも仕事が見つかるのに対し、中国では農業以外の仕事が見つからないと指摘している。

 このほか「教育レベル」も違うという。台湾では人口の少ない農村部にも学校があって教育を受けられるが、中国では最近まで学校のない農村部が少なくなく、辺鄙な所では教育の機会がない子どもも多かったと伝えた。

 最後に記事は、中国の農村部は今まさにレベルアップの途上にあるのに対し、台湾の農村部はすでに完成された状態なので、中国は台湾の農村部を参考にして発展させることができると結んだ。確かに、台湾の農村部は中国と比べてとても美しい風景が広がり、適度に発展もしていると言え、中国にとってはおおいに参考になるに違いない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)