中国のポータルサイト・百度に10日、2024年に新しく発行される日本の新紙幣に導入された「ブラックテクノロジー」を紹介する記事が掲載された。
 
 記事は、24年より流通予定である日本の新しい紙幣の印刷が、今月1日より国立印刷局東京工場で始まったと紹介。新しいデザインの新紙幣の発行は2004年以来となり、印刷開始に際して1万円札の実物写真も公開されたと伝えた。
 
 そして、新しい1万円札には日本資本主義の父と称される渋沢栄一の肖像を用いた3Dホログラム技術が使われていると説明。この技術が紙幣に用いられるのは世界で初めてであり、見る角度によって渋沢の肖像の角度も変化するという最新技術を駆使した偽造防止デザインは「まさに名実ともに『ブラックテクノロジー』である」と評した。

 また、これまでの日本の紙幣では中央部に「壱万円」など漢字による額面表記があったのに対し、新紙幣はアラビア数字の大きな額面文字が中央に配置されたとし、目の不自由な人が手で触って額面を感知しやすいようにという目的とともに、非漢字文化圏の外国人にもわかりやすいようにという、国際化への配慮もデザインに盛り込まれた結果だと紹介している。
 
 記事はその上で、新紙幣の肖像画に採用された人物をそれぞれ紹介。5000円札には明治、大正期における女性教育のパイオニアで女性の地位向上に努めた、津田塾大学の創始者である津田梅子が、1000円札には日本の著名な細菌学者、免疫学者で、血清学という新たな学問分野を切り開いた北里柴三郎が描かれるとした。
 
 さらに、裏面のデザインについて1万円札には東京駅丸の内口の建物が、5000円札には藤の花が、1000札には葛飾北斎の画集「富嶽三十六景」を代表する「神奈川沖浪裏」がそれぞれ採用されたと伝えた。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)