中国のポータルサイト・新浪に10日、「日本に実際に行ってみて、道路が狭くて自動車が多いのに中国のように激しい渋滞が発生しない理由が分かった」とする記事が掲載された。

 記事は、中国の都市道路交通漢字一文字で表せば「堵」(中国語で塞がるという意味)であり、北京や上海といった大都市では特に激しい渋滞が日常茶飯事になっていると紹介。経済の急速な発展による都市人口の増加と、年々増加する自動車保有台数が渋滞をさらに激化させているとした。

 一方で「激しい渋滞は自動車の保有台数が多すぎることが理由の全てだと思っていたが、日本に行ってそうでないことが分かった」とし、日本の首都東京は特に道路に対する車両の密度が非常に高く、北京の5倍という数字があり、おまけに人も多いにもかかわらず、中国の大都市のような激しい渋滞がほとんど起こらないのだと伝えている。
 
 その上で、東京を始めとする日本国内で中国国内のような渋滞が起こりにくい理由として、交通に関するマナーの良さ、モラルの高さを指摘。日本では追い越し車線を占拠していつまでもノロノロ走行する車を見かけることも、進路変更をする際に方向指示器を点灯させない車を見かけることも少ないとした。そして、マナーやルールを守る風潮の背景にあるのは、ひとたび違反が見つかれば多額の反則金が科される厳しいペナルティ制度があると説明した。
 
 記事は、中国では増加する自動車のさらなる流入による渋滞の悪化を防ぐべく、大都市で日替わりのナンバー規制などの対策が講じられてきたものの、それでも渋滞は解消されていないと紹介。多くの人が勝手に路上に駐車をするなどといった基本的なマナーが備わっていないことで事故が多発し、渋滞も引き起こすと論じた上で、「政治的な事柄や民族感情はさておき、日本にもわれわれが学ぶべき成功経験を持っている」とし、日本に学べる部分は積極的に学んでいくべきだと伝えた。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)