中国の習近平国家主席は5月、「愛される中国」を目指すよう指示を出したとされる。「信頼され、愛され、尊敬される」中国のイメージを作り、友好国の輪を広げたい意向だという。

 こうした指示を裏返せば、現状では中国に友好的ではない国が多いことを示しているわけだが、中国のQ&Aサイト知乎にこのほど、「中国に友好的でないのはどの国か」と題するスレッドが立てられ、中国人ネットユーザーが様々な回答を寄せている。

 スレ主は、「自分が知っているのは、インド、インドネシア、米国、ドイツ、デンマークだが、ほかにあるのだろうか。スウェーデンはどうだろう?」と述べている。寄せられたコメントを見ると、非常に多くの国の名前が挙げられている。

 たとえば、「南アジアでは南シナ海に関係する国はどこも中国に非友好的だ。また欧州も全体的に非友好的。米国と関係が深い国はどこも非友好的で、オーストラリアやカナダ、インドはみんな中国の敵だ。中東は石油を売る国だからどの国とも良い関係だが、アフリカではタンザニアなどは中国に非友好的だ」との意見があり、世界の多くの国が中国に友好的ではないと考えているようだ。

 また、「友好的でない国は多すぎて数えるのが大変なので、友好的な国を数えた方が早い」との意見もあった。この中国人ユーザーによると、「アフリカはサハラ砂漠以南の国々、欧州ではフィンランドとベラルーシ、セルビア、モンテネグロが友好的だ。中央アジアはおおむね友好的、東南アジアではラオスとカンボジア、南アジアはパキスタンが友好的」だとしている。

 ほかには、「我々が全面的に復興すれば非友好的な国はいなくなる」、「わが国が空母を10隻以上持つようになればみんな友好的になる」など、中国が強くなることが重要との意見も少なくなかったが、このような考えでは友好的な国はなかなか増えないのではないだろうか。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)