中国のポータルサイト・新浪に9日、サッカーワールドカップアジア最終予選の日本―中国戦について「シュートはおろか、ろくにボールにも触らせてもらえない絶望的な敗戦だった」と評する記事が掲載された。
 
 記事は、0−1で日本に敗れた中国代表について、特に前半の戦いぶりがひどいものだったと指摘。中国代表のボール支配率はわずか22%と非常に少なく、当然ながら攻撃のチャンスもほとんどなかったとした。そして、前半に中国が放ったシュートはわずか1本でしかも枠を捉えておらず、日本が14本ものシュートを打ち、2回枠を捉えたのとはあまりにも対照的だったと伝えた。
 
 前半の中国にほとんど攻撃のチャンスがなかったのは、中国代表・李鉄監督の戦術が大きく影響していた。アジアトップクラスの実力を持つ日本に対し、アジアの二流国である中国がまともに戦っても勝ち目はないと判断し、ガチガチに守りを固めて失点を防ぐ5−3−2の布陣を敷いたのだ。
 
 しかし、消極的な守り重視の布陣では当然ボールを優位に運ぶ機会も少なくなり、細かくパスを回す日本がボールを支配し続ける状況が続くことになった。そして前半40分、伊東純也選手の仕掛けにディフェンスが崩され、打たれたピンポイントクロスに大迫勇也選手がぴったり合わせていとも簡単にゴールを奪われてしまった。記事は「中国代表のディフェンスラインには、強豪を零封する実力などなかったのだ」と評している。
 
 李監督は後半15分ごろにようやく戦術を切り替え、帰化選手を4人ピッチに立たせて攻勢に出たものの結局ゴールを奪えずに試合終了となった。記事は「実際のところ、中国にも実力がある選手はいるのだが、李監督がどうして最初から帰化選手をフル稼働させなかったのかという点が、外部から見て理解できなかった」とし、その采配に疑問を呈した。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)