中国のポータルサイト・百度に4日、日本の医療が持つ「世界のトップクラス」の数々について紹介する記事が掲載された。
 
 まずは、日本の医療体系レベルが世界一であるとし、世界保健機関(WHO)による世界の健康に関する報告書の中で、日本が「質の高い医療サービス」、「医療負担の平等レベル」といった分野で傑出するなどして、総合成績で世界のトップに立っていると伝えた。また、日本人の平均寿命も20年連続で世界一を記録し、すでに84歳にまで達していると紹介。その背景には、貧富の差の小ささ、食習慣を始めとする良好な健康習慣、医療体制の充実といった要因があるとした。
 
 次に、身体の負担が少ない低侵襲のがん治療、粒子線治療、再生医療技術など多くの先進医療技術分野で世界トップの実力を持っており、なおかつ世界の重大疾患患者が治療を行う第一選択地になっていると説明。MRIなどのハイエンド医療機器の1人当たり保有率が世界一で、PET専用造影剤技術も世界トップクラスであるなど特にがんの診断や治療の研究開発が進んでおり、がん治癒率も世界最高レベルになっていると伝えた。
 
 さらに、どの都市でもあらゆる専門家の病院が満遍なく分布し、病院の規模によって地域のかかりつけ医、重大疾病の受け入れなど役割分担が明確になされていることから、市民の医療へのアクセシビリティも世界ナンバーワンであると紹介。1000人あたりのベッド数も世界平均が4床に満たないのに対し日本は13床以上と非常に高い水準にあるほか、医療サービスの質も非常に高く、病院や医師と患者との信頼も非常に強いとした。

 新型コロナの感染拡大による日本の医療崩壊が危惧されるなかで、このような記事が掲載されるのはなんとも皮肉だ。日本の医療体制を守り、さらには日本人の健康を守るために、コロナの流行をいち早く食い止めるための有効な戦略、措置が待たれる。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)