日本と中国は似通った文化が少なくないが、「葬式」については違いも多い。中国の動画サイト西瓜視頻はこのほど、日本の葬式について紹介する動画を配信した。中国との違いについて語っている。

 配信者は日本に住む中国人で、近所で葬式があったことをきっかけに日本での葬式の習慣に興味を持ち、調べてみたという。まず、日本の葬式は「通夜」と「告別式」に分けられると紹介した。中国でも「守霊」と呼ばれる日本の通夜に当たる習慣があるのでこの点は似ていると言えるだろう。

 また、「日本にも香典を渡す習慣がある」と紹介した。中国でも「白包」と言って白い封筒にお金を入れて渡す習慣があるので、通夜に当たる習慣と香典を渡す習慣については共通と言えるだろう。

 しかし、日本と中国の葬式で大きく異なるのは「服装」だと配信者は指摘した。日本では、女性は黒いワンピース、男性は黒のスーツなど、フォーマルな服装に「黒色」での統一が求められると伝えた。

 この点で中国は服装にはあまりこだわらず、派手な色の服装は避けなければならないが、ジーンズなどのラフな格好の人が多い。場所によっては「孝服」と呼ばれる白い麻の服を着るが、日本と違って葬式と言えば「白」が基調になる。そのため、中国人は日本の結婚式で白い服装の新郎新婦を見ると「葬式か」と誤認してしまうようだ。

 動画では指摘していないが、他にも日本の葬式は「静か」であるのに対し、中国は「賑やか」という違いもある。地方では音楽隊が音楽を奏で、ドラを鳴らし、故人が高齢者の場合は爆竹を鳴らすこともあるので、とにかく派手でにぎやかだ。また、過去には参列者を増やす目的で女性のストリップショーが盛んに行われたこともあったほか、「泣き女」を雇って誇張気味に泣く演出が行われることもある。こうしてみると似ている点もあるが、違いも多くあると言えそうだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)