現代中国では多くの若者が、日本アニメを見て育ち、強い影響を受けてきたといえる。そのため、アニメの世界と現実の日本との差がよく分からないという人もいるようだ。中国のQ&Aサイト知乎にこのほど、「日本の治安は良いのか悪いのか、一体どちらなのか」と題するスレッドが立った。

 スレ主は、「日本は治安が良いので小学生が送迎なしで登下校できる」と聞いていたそうだ。しかし、名探偵コナンなどのアニメ作品を見ると、作中では毎回殺人事件が起きているので、「現実の日本は米国より治安が悪いのか」と思い、実際のところはどうなのかを尋ねている。

 これに対し、多くの中国人が「日本は間違いなく治安が良い」と回答し、その根拠として「落とし物が戻ってくる確率が非常に高いこと」を挙げていた。日本在住だという中国人ユーザーは、タブレットやスマホの入ったリュックをバスの中に忘れて下車してしまったが、次の日に連絡してみたところちゃんと戻ってきたという体験を紹介し、「貴重品が持ち去られないだけでも治安の良さが分かる」とした。

 また、日本の住宅は中国と違って窓に防犯のための柵がないことも、治安が良いと言える根拠だと指摘するユーザーや、欧米などと違って夜でも普通に外出できると伝えるユーザーもいた。しかし、日本でも無差別殺人事件が時折発生することや痴漢などがいて、注意すべき点もあるとの意見もあった。

 日本は絶対的に安全とは言えないが、それでも犯罪に遭遇する確率は他国と比べると低く、相対的に治安は良い方だと言えるだろう。アニメはあくまでもアニメの世界で作り話だということを忘れないでもらいたいものだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)