中国の歴史は、農民の反乱の歴史だったと言っても過言ではないだろう。歴代の王朝は農民の反乱によって倒され、新たな王朝が誕生することを繰り返してきた。このような反乱は「易姓革命」という孟子の教えによって正当化されたとも言える。

 一方、日本では農民の反乱によって新たな王朝や政権が誕生するということはなかった。これは中国の歴史と対照的と言えるが、なぜ日本では農民の反乱が起きなかったのだろうか。中国メディアの快資訊は、この理由について考察する記事を掲載した。

 記事は、かつての日本は身分の固定化が非常に厳格だったと分析した。中国には科挙制度があったので、どんなに低い身分でも人生を変える可能性があったが、日本は生まれた時から身分が固定していたとし、これは中国の歴史との大きな違いだと論じた。豊臣秀吉のように農民から天下人となった例もあるとはいえ、天皇や貴族に対する反乱はしておらず、権力を持った武士はせいぜい貴族の行動を制限する程度で、農民に至っては天皇を恐れ崇めるだけで反乱など考えられないことだったと説明した。

 しかし、日本では数多くの百姓一揆が発生している。この点について記事は、「一揆と反乱は異なる」との見方を示した。日本の百姓一揆は、重い年貢などを改善するよう求めるだけで、決して政権を覆すことを目的としていないので、反乱とは違うと論じた。

 確かに、中国の反乱は時に全国的な規模で発生しており、終始局地的な一揆で終わった日本とは状況が異なっていると言えるだろう。だからこそ今の中国政府も中国の一般国民を恐れているのかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)