日本はきれいな国だと称賛されるが、きれいな街中に「電柱」と「電線」が張り巡らされている光景については「意外」に感じる中国人は多いと言われる。一見相反する、整然さと雑多な雰囲気が相まって、日本独特の風景と感じられるようだ。中国メディアの捜狐はこのほど、「日米中3カ国の電柱事情」を比較する記事を掲載した。

 記事はまず「中国の電柱」について、今はほとんどが地下に埋められていると紹介した。広大な国土を持つ中国では土地が十分にあり、電線を地下に埋めるのに支障はなく、地下に埋めたおかげでより安全性が確保され、電力供給能力が上がり、14億人の需要をまかなえるようになったと自賛した。

 次に「日本」について、先進国で科学技術の進んだ国なのに電柱があるのは不思議だが、主な理由は「安全性のため」と説明した。中国と違い、日本は地震が多発する国であるため、地中よりも地上に電線を設置した方が安全で、メンテナンスも容易なのだとしている。さらに、土地の狭い日本では地中化すると工事のたびに交通が麻痺する心配や、コストの問題もあるとした。

 最後に「米国」についてはまた独特で、「いまだに木製の電信柱を使っている場所もある」と紹介した。主な理由は「環境保護」の意識が高いためで、木はコンクリートよりも環境に優しいほか、コストの問題もあるとした。

 記事は、先進国である日本や米国ではなかなか進まない無電柱化を、中国ではかなり実現できていることが誇らしいようだ。無電柱化には、美観だけでなく防災などの利点もあると言われており、これからは日本でも進んでいくかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)