中国の自動車市場では、新車と中古の別を問わず日本車の人気が高い。そんな中国人からすると日本で廃車となった車にもまだまだ価値があると見えるようだ。中国の動画サイト西瓜視頻はこのほど、日本の廃車置き場の様子を紹介する動画を配信した。

 配信者は日本に住む中国人で、廃車が数十台置かれた場所を撮影して紹介している。車と車の間から雑草が多く生えていて、ある程度の期間ここに置かれたままであることがうかがえる。配信者は、「見た目はとてもきれいだ」と程度の良さを強調し、「しかも、まだまだ乗れるはずなのに捨てられるなんて」と伝えているが、確かに古いものの大きな傷などはなく見た目はかなり程度が良いようだ。

 配信者は、こうした古い廃車は外国人が買っていくことが多いと述べている。さらに、日本は新車だと高いが中古車は非常に安く、「中国人の想像を超える安さだ」と紹介した。事故車などの問題点は購入前に告知されるので騙される心配もないと伝えている。

 この動画に対し、中国のネットユーザーからは「どれもみんな新しそうな車じゃないか」、「ここにある車を中国にもっていけばどれも良い値段で売れるだろうに」、「これらの廃車は、メンテナンスをすれば中国ブランドの新車と遜色ない。内装だけは比較しようがないが」などのコメントが寄せられたが、中国は商業目的での中古車輸入を認めていないため、これらの車を中国に持ち込むのは不可能だ。

 だが、「1990年代のころは、この種の車が中国にずいぶんと密輸されていたよなぁ」と懐かしがるユーザーや、「部品を分解して持ってこられないかな」という人もいた。いずれにしても、日本ではまだまだ乗れる車も廃車になってしまうという点で、中国の様子とはずいぶんと違っていると感じた人が多いようだった。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)