中国のポータルサイト・網易に27日、世界を代表する大都市である東京に、中国の大都市と比べて背の高い建物が少ない理由について紹介する記事が掲載された。
 
 記事は、東京の街を歩いてみると都心部に高層ビルが立ち並ぶ以外、建物はそこまで高くないという印象を受けると紹介。特に住宅地域に行くと1階建てや2階建ての一戸建てがほとんどであるとした。
 
 その上で、東京を始めとする日本の都市に背の高い建物が少ない理由としてまず、「日照権」の問題があると説明。「日照権」とはまさに、日光を浴びる権利であり、この権利を守るために日本では各都市において行政が定めた土地用途の種類に基づき、設置できる建物の高さが制限されていると伝えた。住宅地では近隣住民の日照権を妨げるような高い建物を建てることは認められないため、一定の高さまでの建物が背比べをするように並んでいるのであると紹介した。
 
 次に、日本の建築基準法では敷地面積に対する延べ床面積の割合である容積率が決まっており、住宅地域で何階もの高さを持つ戸建てを作ることはほぼ不可能であると説明したほか、日本は地震の多発国であり、避難のしやすさや安全上の理由から高い建物が好まれない傾向もあるとしている。
 
 一方で、地震多発国ゆえに耐震構造などの技術や建築基準は世界で最も充実しており、大きな地震が来た際にかえって安心な免震構造を持った高層建築も東京湾周辺地域をメインに増えていると伝えた。
 
 記事は最後に、今や高層ビルがまさに「林立」するようになった中国の大都市に比べて、東京の高層建築は確かに少ないものの、「だからといって、東京が世界に名だたる国際的大都市であることを否定できる者は、誰もいない」とした。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)