中国のポータルサイト・網易に26日、中国で近代に日本が建立した神社の遺跡が最も多く存在するのは東北部の遼寧省であるとし、その一例を紹介する記事が掲載された。
 
 記事は、近代の中国が清朝政府の腐敗、無能により欧米列強から100年近く続く侵略を受けることになり、隣国の日本も中国の侵略を企てたと紹介。日本は当時、中国の各地に無数の神社を建立しており、特に遼寧省は同時の建築の一部が残された遺跡が中国国内で最も多く存在すると伝えた。
 
 その上でまず、瀋陽市に建てられた建国忠霊廟を取り上げ、旧満州国の靖国神社と説明した。そして、ここには旧満州国の官僚や兵士が眠っているとし、唐風様式の建築物は現在もほぼ完全な形で残されており、瀋陽市の重点歴史建築に指定されていると紹介した。
 
 また、同じく瀋陽市にある蘇家屯神社は1924年に日本が建造した白馬公園の中に建てられたと説明。中国建国後に神社は取り壊された一方で、当時の石獅子と馬の水飲み場が残されており、水飲み場の石には「昭和十二年九月」の文字が刻まれているとした。
 
 さらに、現在の丹東市に建てられた安東神社は1905年建立と中国大陸の神社では最も古く、中国東北部で最大の神社だったとしたほか、1942年に建立され、現在も鳥居が残されている瀋陽市の文官屯神社、1937年に建立され、2003年になって主構造がほぼ完全な形で残っていることが分かったという珍しい経歴を持つ阜新神社、1910年に完成し、一部建築が改修を経て現存する遼陽神社、大連市の中山公園(旧聖徳公園)にある聖徳太子記念堂などを紹介した。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)