経済が発展し豊かになった中国は、特に大都市なら日本と遜色のない生活をすることができるが、それでも社会の細かい点において違いが見られると言えるだろう。中国メディアの網易はこのほど、「日本のあちこちで見られる人に優しい設計」について紹介する記事を掲載した。

 記事では、人に優しい設計の具体的な例を数多く紹介している。例えば、「子ども用の傘は一部が透明になっていること」だ。このようなデザインのおかげで、子どもは傘を差しながら周囲の様子を確認できて安全だと称賛している。また、階段の手すりが「波型」になっていることを挙げた。ただの直線よりもしっかりとつかむことができて、滑り止めになると指摘している。

 「ミント味付きの爪楊枝」も、日本らしい人に優しい設計だと紹介した。このようなちょっとした工夫で、楊枝を使った時にとてもさわやかな気分になれると伝えている。さらに、器のふちにかけられる「切り欠き付きレンゲ」もとても便利だと紹介した。レンゲは中国から伝わったものだが、中国では切り欠き付きのレンゲを見かけることはほとんどない。

 温水洗浄便座など、日本の多機能なトイレは中国でもすでに有名だが、この機能のなかにはトイレ使用中の音を聞こえにくくする「擬音装置」や、「脱臭機能」もあると記事は紹介した。さらに「手洗い器」がトイレ上部に付属していることも伝えているが、これらはいずれも中国のトイレでは見られないものばかりだ。

 記事が紹介したことは、ちょっとした配慮や親切が示された設計ばかりであり、なくてもそれほど困りはしないがあると大変便利なものだと言えるだろう。中国では日本で見られる人に優しい設計を称賛する記事は少なくないが、中国社会で実践されることが少ないのは残念なことだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)