日韓関係はこれまでにないほど冷え込んでいる。2020東京五輪でもいざこざが絶えず、防衛省が子ども用に用意した「はじめての防衛白書」にも韓国は噛み付いたほどだ。中国メディアの騰訊はこのほど、中国から見た日韓関係について論じる記事を掲載した。

 記事は、日本と韓国は隣国同士であり、ともに米国の同盟国という共通点があるゆえ、その関係は「一対の造花」のようで見た目は悪くないが、所詮は造花であり、本当の盟友ではないと伝えている。2021年8月には「はじめての防衛白書」に竹島表記があっただけで韓国外務省は抗議の声明を発表した。7月には、韓国メディアとの懇談で不適切な発言をした在韓国日本大使館の相馬弘尚総括公使について、韓国が日本に抗議したばかりで、わずか1カ月のうちに2度も日本の抗議したほどだとしている。

 しかし中国人には、日韓は盟友というイメージがあるようだ。2002年のFIFAワールドカップは日韓共催で行われ、日韓は米国を中心に「軍事同盟を結んだという錯覚を与えた」こともあるという。しかし、日韓間には戦略的利益も政治的信頼もないのが現状だとし、「日韓軍事同盟は実現することはなく、日米韓3カ国の関係にまで影響を与えている」とした。

 日韓関係はなぜここまで冷え切ってしまったのだろうか。記事は、竹島(韓国名:独島)という領土をめぐる対立や、かつての植民地支配や慰安婦などの歴史問題という難題があることを強調し、これらが真の意味で解決しなければ日韓関係は改善しないと論じた。

 中国としては、日韓関係が非常に気になるようだが、記事は全体的に韓国寄りの立場を取っているようだ。米国との対立を深めている中国としては、韓国を取り込みたいという思惑もあるのかも知れない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)