中国のポータルサイト・百度に24日、中国最大の「日本街」が遼寧省大連市でオープンしたことについて、世界各地に存在する中華街や唐人街とは根本的な意味合いが異なるとする記事が掲載された。
 
 記事は、中国最大級を称する「日本街」が21日に大連市で一部オープンしたと紹介。総工費はおよそ60億元で、日本人が設計を担当しており、日本の小京都の街並みが再現されていると伝えた。

 その上で、この「日本街」に対して中国のネットユーザーからはさまざまな意見が寄せられており、一部のユーザーが「商業行為であり、別に咎めることはない」との認識を示す一方で、「これは文化の侵略であり、ましてや歴史的な経緯がある大連に作るべきものではなかった」と意見するユーザーもいたとしている。
 
 また、世界各国にある中華街、唐人街を例に取り「大連にこのような街を作るのは異常なことではない」とするユーザーも一部にいると紹介した上で「それは違う」と否定。世界各地の唐人街は基本的に中国人自らが形成したものであり、そこに住んでいるのも大半は中国系であると説明し、唐人街と大連の「日本街」では意味合いが全く異なっており、そもそも比較できるものではないのだと論じた。
 
 記事は、中国国内では昨今各地で「日本風」現象が発生しており、大連以外にも上海の日本特色エリア、蘇州の日本風商業街などが議論を読んでいると紹介。「外来文化を受け入れるにあたり、われわれは一定の節度をもって制限を設けるべきであり、思うがままにはびこらせてはならない。考えるべきは民族感情であり、お金儲けを第一に考えてはならないのである」と伝えている。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)