中国のポータルサイト・網易は21日、西側メディアと中国メディアの「客観性」の違いについて中国側の視点から論じた記事が掲載された。
 
 記事は、中国メディアによる報道理論はもともと西側の報道理論の影響を受けてきたものの、中国国内の報道事業の発展に伴って「中国の特色がある報道理念」が生まれたと紹介した。
 
 その上で、中国の報道理論と西側の報道理論における最大の相違点は「客観性の定義にある」と指摘。西側メディアの報道が掲げる客観性は「極致化、理想化、虚幻化」しており、「報道は絶対に客観的でなければならず、どんな立場や傾向を帯びてはならない」と主張する一方で、実際のところそのような理論は蜃気楼のようなものであり、実現できないのだと論じている。
 
 かたや、中国の報道理論も報道の客観性を強調しているものの「客観性とは相対的なものであり、中国の報道事業は共産党および政府に奉仕するためのものであることを明確に認めている」と説明。「正しいエネルギーを持つもの、社会世論を正しく導くものであり、報道の価値と社会の価値の統一を重んじるものなのである」とした。
 
 そして、両者の違いは実際に行われる報道でより一層大きく現れるとし、西側の報道は往々にして偏見や予測の色彩を帯びており、政治や経済的な利益という目的を達成するためであればルールに反し、「西側が崇拝する客観の原則」に背いてフェイクニュースを流すことも厭わないと主張。日本を始めとする西側諸国が中国について報じる際にはその傾向が顕著に表れているとする一方で、中国が西側について報じる際には「往々にして客観的であり、いいものはいい、悪いものは悪いとする。絶対にフェイクニュースは流さず、報道としてルール、規律をしっかり守った上で仕事をする」と伝えた。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)