中国では一人っ子政策が長く続いたことで、1人の子どもにすべての時間とお金を投じて大切に育てるという考え方が定着した。また、中国は日本以上の学歴社会であり、子どもの数も多いがゆえに競争も非常に激しい。

 そのため、中国の保護者は子どもには勉強に集中できるよう最高の環境を用意しようとする傾向があるが、日本ではリビングやダイニングで勉強する子どもは非常に多いと言われる。中国メディアの快資訊は13日、「中国と違って、日本の家庭ではリビング学習をしている子どもが多い」と紹介し、なぜ日本の保護者は小さな子どもに「自分の部屋で勉強させないのか」と問いかける記事を掲載した。

 記事の中国人筆者は過去に日本に留学した経験があるそうで、「日本人の家に招かれたことがあり、子どもたちがリビングで宿題をしている光景を実際に目にしたことがある」と紹介している。中国では子どもに部屋を与え、自分の部屋で勉強させるのが一般的であるがゆえに、日本では子ども部屋ではなく、リビングやダイニングなど、家族と同じ空間で勉強をしながら、時間を過ごしている光景が意外に感じられたようだ。

 記事は、日本人がリビングやダイニングで子どもに勉強させるのは理由があるとし、「リビング学習には注意が散漫になりやすい側面があるが、子どもが部屋に引きこもらないようにする利点もある」と指摘。子どもが親の目の届くところにいれば安心で、子どもにもほど良い緊張感が生まれ、親が家事をしているところを見る機会や、親子のコミュニケーションの機会も増えるなどのメリットも大きいのだと伝えた。

 中国の子どもたちは、これまで塾や宿題にかける時間が長く、毎日疲れ切っていたと言われる。そのため、塾や多すぎる宿題を規制する方針が発表されており、これからは中国でも日本のようにリビングで家族と過ごす子どもの姿が見られるようになるかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)