経済規模では世界第2位と、日本を超えた中国だが、消費傾向は「30年前の日本」に似ているそうだ。中国メディアの網易は16日、中国企業に対し、30年前の日本人の消費傾向を参考にするよう勧める記事を掲載した。

 中国では「90後」と呼ばれる1990年代生まれの中国人が「消費」を支えるボリュームゾーンとなっている。彼らは中国がすでにある程度裕福になってから生まれたデジタルネイティブ世代で、日本のバブル世代と似ているという特徴があり、消費意欲が旺盛で買い物好きという点で日本のバブル世代と「90後」は共通していると指摘した。

 中国の消費傾向は、今後どうなるのだろうか。記事は、90後の次の世代である「00後」は、「ブランド志向からシンプル志向に」、「モノ消費からサービス消費へ」といった変化があると紹介した。これも、やはりバブル期を過ぎた日本で見られた消費傾向であり、中国企業は日本の消費者傾向の変化を参考にできるとした。

 記事はその一例として「酒類」の消費傾向の変化を伝えた。この20年余りで日本のアルコール市場は縮小し、アルコール度数も低くなって、焼酎よりもチューハイのほうが売れているという。これはバブル世代が仕事終わりにみんなでにぎやかに飲んでいたのに対し、今の若者は一人でまったりと飲む傾向にあるためだと分析した。記事は、この傾向は中国も同じで、「消費者の消費傾向はますますシンプルに、こだわり重視になってきている」と伝えている。

 中国の今の消費傾向は「30年前の日本のバブル期」に近く、今後はバブル後の日本を参考にするとよい、ということだろう。ただ、日本のバブル世代に当たる「90後」は、日本と違ってデジタルネイティブ世代のため、日本とはまた違った発展を遂げていくのかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)