中国のポータルサイト・騰訊網に18日、東京五輪の卓球競技で、ある日本人選手の行動が中国のネットユーザーから称賛を浴びたとする記事が掲載された。
 
 記事は、東京五輪の卓球において日本の男子代表は今ひとつ思ったような成果を挙げる事ができず、混合ダブルスでの金メダルを除けば団体の銅メダル1個に終わったと紹介。その中で、個人、団体にそれぞれ出場した丹羽孝希選手が、卓球ファンから大きな称賛を獲得したと伝えた。
 
 そして、男子団体の準決勝、日本―ドイツ戦第5試合の個人戦で、落とせばチームの敗戦が決まる第3ゲームで8‐10まで追い上げた丹羽選手が見せたフェアプレー精神あふれる行動に着目。相手の打ったボールがアウトに見え、1点差に迫ったと思った瞬間、丹羽選手がジェスチャーをして相手の球が卓球台のエッジをかすめていったことを正直に告白、審判も相手選手も気づいていなかったが、スロー映像を見ると確かに「エッジボール」となっていたため相手に得点が入って8‐11となり試合終了、丹羽選手の「自己申告」によってドイツが決勝に進み、日本の準決勝敗退が決まったと紹介した。
 
 また、丹羽選手はエッジボールを申告した際に相手に対してかすかな笑みを浮かべたとした上で、中国の卓球ファンたちが丹羽選手のプロ精神に大いに感動したと伝えるとともに「どの国の選手であっても、フェアに試合を進めれば、たとえ敗れたとしても相手や観客たちからのリスペクトを得ることになるのだ」と評している。
 
 記事は、混合ダブルスで金メダルを獲得した水谷隼選手が現役を退く意向を示していると紹介。今後の日本の男子卓球界はエースの張本智和選手と丹羽選手が引っ張っていくことになると伝えた。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)