軍事力では米国とロシアに次いで世界第3位の実力があると言われている中国だが、日本の軍事力に対しては強い警戒感を抱いているようだ。中国メディアの百家号はこのほど、「日本の海上戦力はアジア一」と言われているとし、その信ぴょう性について考察する記事を掲載した。

 記事によると、中国では日本の海上戦力について「アジアでは最強、世界では第2位」という意見と、「張り子の虎だ」という人がいて、意見が真っ二つに分かれているそうだ。

 相反する意見なので、どちらかは「騙されている」ことになるとしたうえで、記事は「日本の本当の海上戦力はどの程度なのか」と問いかけた。記事の中国人筆者は、日本の海上戦力は1990年代までは確かに強かったものの、「中国の台頭でアジア一ではなくなった」と主張した。この20年で中国は空母や駆逐艦をどんどん建造していて、規模で世界第2位の水準になったとし、海上自衛隊は人数も艦艇も中国より規模がずっと小さいと主張した。

 また、自衛隊は今でも米国のコントロール下に置かれ、「日本はインド太平洋戦略における米国の駒の1つに過ぎない」ので、恐れるに足らずだと主張。日本を恐れる必要がないのはロシアも知っているので、ロシアは日本に対して強気の姿勢を示しているとした。

 とはいえ、日本の海上戦力が侮れないのは確かで、こっそり軍備強化するなど「灯台下暗し」の可能性もあるので、警戒は続けるべきだと記事は締めくくっている。日本の海軍が「アジア一」という説ははっきり否定しつつも、日本を油断のできない隣国と見ているようだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)