中国のポータルサイト・騰訊網に15日、1980年代の中国で「女神」として崇められた日本の女優を紹介する記事が掲載された。
 
 記事が紹介したのは、女優の栗原小巻さんだ。記事は「それぞれの時代の女性にはそれぞれの美しさがあるが、栗原小巻はまさに80年代の純天然美女だ」と評している。
 
 そして、1972年に日中の国交が正常化すると民間交流が次第に頻繁になり、日本のドラマや映画が次々と中国で放送、上映されるようになる中、78年に中国で日本映画「サンダカン八番娼館 望郷」が上映され一大センセーションを巻き起こしたと紹介。その中で近代史研究者として老婆からボルネオの娼館での生活について聞き取る役を演じていた栗原さんが、その美しい顔立ちから多くの中国人観客の心を掴んだのだと伝えた。
 
 また、79年に栗原さんが日本映画代表団のメンバーとして初めて中国を訪れた際には現地の人びとから熱烈に歓迎され、数多くのファンレターを受け取ったと説明。80年代に入ると頻繁に中国を訪れるようになり、中国で最も有名な日本の映画スターとして中国映画ウイークに出席したり、日中文化交流イベントに参加したり、北京の大学を訪問したりといった活動を行ったとし、中国を訪れた回数は実に36回にのぼると紹介した。
 
 さらに、2002年には中国中央テレビの「芸術人生」という番組のインタビューで登場した際の姿について「シワこそ増えたものの、なおも美しく、そのシルエットは若かりし頃と同じであった」と評するとともに、76歳と高齢になった今でもその気品は健在であり、その姿の至るところに優雅さが醸し出されているとした。
 
 記事は最後に、中国の「一つ上の世代」にとって栗原さんはまさに「20世紀の文化的なアイコン」なのであると結んだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)