中国メディアの電子工程が、中国有数の建材企業の社長の手記を掲載した。タイトルは「中国は今でも日本から学ぶ必要があるのだろうか」というもの。記事は、中国でセメントなどを扱う建材会社を起業し、日本企業とも深い関わりを持ってきた中国人実業家によるもの。とりわけ、業務転換を果たしてなお発展しているいくつかの日本企業に注目し、「中国は今でも日本から学ぶべき」と結論づけた。

 記事は、東芝やトヨタ、フジフィルムなど、業態転換に成功してきた世界有数の日本企業について取り上げている。例えば、トヨタはハイブリッドや電気、水素燃料の開発に取り組み、実用化に向けて直実に成功している。しかも、トヨタに連綿と受け継がれている「モノづくりの精神」は昔から変わらない。トヨタの工場には、大学を卒業せず、高校や専門学校を卒業した若者が、多く入社するという。技術革新は続けながらも、「モノづくり」や「人材育成」のノウハウなど良い部分は変えずに発展を続けている。

 さらに、東芝の例も紹介している。かつては、多くの白物家電を製造してきた東芝は、今では家電ラインの多くを中国企業に売り出してしまい、現在エネルギー企業へと業務転換を果たしている。富士フィルムも同様に業務転換に成功した顕著な例だ。

 記事はまとめとして「多くの日本企業が業務転換という困難に直面し見事成功した。一方、業務転換に成功できず業務縮小を余儀なくされた企業も多々ある。現在中国企業も今大きな転換期に直面している。この困難な転換期を乗り越えるために、我が国が日本から何を学ぶべきか、しっかりと考える必要がある」と結んでいる。(編集:時田瑞樹)(イメージ写真提供:123RF)