中国のポータルサイト・捜狐に11日、福原愛さんから伊藤美誠選手へと主役が移った日本卓球界の大きな「変化」について紹介する記事が掲載された。
 
 記事は、日本のメディアが実施した調査で、日本国民が最も関心を寄せた東京五輪の競技が金メダルラッシュに沸いた「お家芸」の柔道、金メダルを獲得した国民的スポーツの野球ではなく、混合ダブルスで念願の金メダルを手に入れた卓球だったと紹介。その背景には日本における卓球というスポーツの浸透ぶりと、「中国人の野望を打ち砕いてほしい」という心理があったと分析し、日本人の願いが混合ダブルスで実現したことで人びとが大きな満足感を得た上で、さらにこの「満足感」を何度も味わいたいという渇望が芽生えたと伝えている。
 
 その上で、かつて日本の卓球界を代表する選手だった福原愛さんと比較した時に、現在の日本女子卓球界のエースである伊藤美誠選手は「時代を画する風格と気質を持った代表的人物」であると評し、福原さんや石川佳純選手が「日中友好大使」的な立ち位置にあったのに対して、伊藤選手は中国とは一定の距離を置いた「スタンダードな日本式卓球戦士」であり、日本の人びとはその実力、潜在力に大きな期待を寄せているのだとした。
 
 また、伊藤選手の他にも平野美宇選手、早田ひな選手といった同じ2000年生まれの若手選手がすでに数多くの場数を踏み高い実力を有しており、平野選手が2017年に中国選手を次々撃破して旋風を起こせば、伊藤選手もたびたび中国の主力選手に活用になり、その成長ぶりを見た日本の民衆やメディアの「欲望」はますます高まったのだと伝えた。
 
 記事は、日本卓球界が東京五輪を大きな目標に据えてきたものの「当然ながら東京五輪をゴールだとは考えていない」とし、今後も発展計画のもとで一層トレーニングに力を注いで腕を磨き、国際大会では日中対決が大きな見せ場になり続けることだろうとの見方を示している。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)