近年、日本の防衛費は右肩上がりで増加しており、毎年のように過去最大を更新しているが、中国メディアの網易は10日、防衛費を拡大し続ける日本に警戒するよう呼びかける記事を掲載した。

 記事はまず、「軍事費でその国の軍事力のほどが分かる」と主張した。軍事支出が世界一の米国は軍事力も世界一で、軍事費3位のインドも技術力はないがやはり軍事力があると見るべきだとした。それで言えば、軍事費を増やし続ける日本は危険な国だと注意を呼び掛けているが、軍事費で世界2位は中国であり、26年連続で増加中であることには触れていない。

 しかし、日本は軍隊を持てない国なのではないだろうか。記事は、中国では「日本には自衛隊しかなく、米国に抑えられているので大した脅威ではないと誤解している人は少なくない」と指摘する一方、日本がここ10年近く防衛費を増やし続けているところを見ると「ずっと前からすでに軍事大国だったことがわかる」と主張。中国人が気付かないうちに日本は軍事大国になっていたと主張している。

 さらに、自衛隊がどれほどの実力を持っているかについて、米国からF35を喜んで購入し、F35を搭載できるように護衛艦を改修して事実上の空母化を進めるなど、敵基地攻撃能力を保有しようとしているのが現実と主張した。

 記事の中国人筆者は、日本の軍事力拡張に危機感を募らせているようだが、日本の防衛費は他国に比べるとそれほど多くはない。世界全体の軍事支出の約半分を米中2カ国が占めているのが実情だ。日本は世界全体の2.5%で、GDPに占める軍事支出の割合も1%未満と、世界平均の2.4%を大きく下回っている。それでも中国がこれほど日本を警戒しているということは、それだけ日本の潜在的な力を認めているということなのだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)