東京五輪は日本で予想以上の盛り上がりを見せたが、それは台湾も同じだったようだ。一方、五輪を通して日台の絆が深まったように見えるため、「1つの中国」を主張する中国では不満の声が噴出している。中国の動画サイト・西瓜視頻はこのほど、東京五輪での日本の台湾への対応について批判する動画を配信した。

 この動画では、日本と台湾は東京五輪で何かにつけて「結び付き」を強調したと不満を示している。顕著だったのは開会式の50音順での入場で、台湾が「チャイニーズ・タイペイ(中華台北)」ではなく、「台湾」として入場順が決められたことだ。しかも、中継をしていたNHKのアナウンサーが「台湾です」と呼んだことは、中国人に大きな衝撃を与えたようだ。

 動画では、日本の対応がいかに「間違っていたか」を長々と力説し、不満をぶちまけた。また、これまでも日本の政治家が台湾を「国」と呼んだことが幾度かあり、日本は時々わざと「1つの中国」の原則に抵触することをして、「中国を試してきた」と主張。

 また、日本は今回の東京五輪でも中国を試したとの見方を示しつつ、日本は台湾人の心をうまく操り、台湾の政治家らも日本に媚びていると批判した。

 配信者は、「台湾にはどのくらい愛国者が残っているのだろう」と嘆いているが、ここでいう愛国とは中国人の立場から見たものであり、「中国を愛する」ことを指している。この動画は多くの中国人の共鳴を呼び、「台湾問題は早く解決しなければならない」、「日本には制裁を与えなければ」など、日台への不満を示すコメントが多く寄せられた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)