広大な国土の中国は天然資源が豊富に存在し、鉱物資源だけでもレアアースなどの埋蔵量は非常に多い。そんな中国からすると、日本は国土が小さく資源が非常に少ない国と映るが、中国より早く経済発展することができた。

 中国メディアの百家号はこのほど、資源の少ない日本が経済発展できた理由について分析する記事を掲載した。2つの理由が考えられるとし、「中国のように不動産やインフラ投資に頼ってきたわけではない」と主張している。

 記事はまず、「他の先進国が100年かけて達成した工業化や情報化を、日本はわずか30年で成し遂げた」と指摘した。しかも、国土が小さく資源が非常に少ないなかでの成果で、一時は世界第2位の経済体になったほどだと驚いている。

 この理由について記事は、1つに「教育を重視したこと」が大きく関係していると分析した。20世紀初めには6年間の義務教育とし、戦後は9年間となったが、これは中国の義務教育制度と比べるとかなり早い段階で実現していたと指摘した。しかも、教師の待遇が良いので質の高い教育を施すことができ、国民全体の民度が向上し、質の高い人材を輩出できたとしている。

 もう1つの理由は「研究開発に費用を惜しみなくつぎ込んだ」ことだと強調、日本は米国に次ぐ規模の費用を研究開発に費やしてきたと紹介した。今では中国が日本以上の研究開発費をかけているが、日本はこれまでの研究開発によって、高品質の競争力のある製品を生み出すことができたと説明している。

 このほか、進んだ社会管理制度や社会が比較的廉潔であること、社会貢献に対する意識が高く、団結力があることなども、経済発展に大きく貢献したと論じた。それで、こうした点は中国としても学ぶに値することだと述べている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)