日本の農業は後継者不足などに悩まされながらも、質の高い農作物を生産しており、中国では「日本は農業強国」だと言われている。事実、2019年の日本の農業の生産額は世界8位だったという。

 中国メディアの百家号はこのほど、「資源が少ない日本が農業強国である理由は一体何か」と問いかけ、その理由について考察する記事を掲載した。

 記事は日本の農業が「資源に頼らずとも強国である理由」の1つとして、「質と技術の高さ」を挙げた。日本の農産物は質が高く、米にしても「見た目も味も一流だ」と称賛した。日本の農産物には、安心安全で健康に良いというイメージがあるようだ。また、日本の農家は先進的な機械を利用していて、どの農家にも一通りの機械があり、機械を整備し、保管しておくためのガレージまで備え付けていると感心している。

 次に、日本の農業は「管理とブランド」の2つを重視しているとも紹介した。日本の農家は管理が細かいので、農園が美しく、少ない土地を上手に利用している、と称賛した。農産物をブランド化していることも、他との差別化を図り、販売を促進し、利益を確保するのに役立っていると分析した。

 さらに、「集約型農業」にしていることや、農業と観光をつなげた「アグリツーリズム」という新たな取り組みも始めていると紹介した。都会に住む人にとって、農村は非日常のため、休暇を田舎で過ごしたいという人は多い。記事は「日本の農業には中国の農業が模索すべき新たな道がある」と好意的に伝えている。

 記事は、日本の農業は資源が少ないのに成功を収めている、と感心しているようだ。中国の農業は国全体の生産額こそ世界一だが、日本と同様小規模農家が多く、農家ごとの耕地面積は日本よりもずっと少ないと言われる。日本の農業には、中国の農業が学べる点は多くあると言えそうだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)