中国メディアの快資訊は25日、中国で最も「格好良い駅」はなぜか日本の「東京駅」とそっくりだと伝え、その理由について論じる記事を掲載した。

 記事が紹介しているのは、遼寧省瀋陽市で今も使われている「瀋陽駅」だ。以前は奉天駅と呼ばれていたこともある。赤レンガと白く縁どられた花崗岩が印象的で、中国にはないレトロな雰囲気により「異国情緒」あふれる建物になっている。

 それもそのはず、この駅を設計したのは日本人だ。東京駅を設計した辰野金吾氏の弟子が手掛けたもので、辰野式と呼ばれる建築様式を使っているため、瀋陽駅と東京駅は非常に良く似た外観となっている。記事の筆者は、建築家の弟子が最初に手掛けた作品が、これほど目を引くというのは非常な驚きだ、と水準の高さを称賛した。

 瀋陽駅が開業したのは1899年なので、すでに120年ほど経過していることになる。100年以上前の建物が、今でも時代に取り残されることなく、中国で最も「格好良い駅」の1つに挙げられるというのは驚くべきことだ。建物の内装は、2013年に改修工事が行われたものの、外観はそのまま残されており、今でも見ることができる。

 中国の駅は、なぜかどこも似たり寄ったりで個性がなく、全国どの駅も同じに見えると言われている。そんななか、「異国情緒」にあふれ100年を超えた今でも美しく感じる瀋陽駅は、中国では異色の存在になっているようだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)