日本に住んでいる中国人のなかで、中国には戻らず日本で生活し続けることを希望する人は少なくない。親族や友人がいる、住みなれた故郷に帰ろうとしないのはなぜだろうか。中国メディアの捜狐は14日、在日中国人女性に的を絞り「日本に住んでいる中国人女性が帰国したがらない理由」を紹介する記事を掲載した。

 まず、記事が指摘しているのは「中国に帰ると、やることが増える」ということだ。日本では簡単に済むことも、中国では時間とエネルギーが余分にかかるという。例えば、中国で安心安全な野菜を買うのは一苦労で、買った野菜をしっかり確認しながら洗うのも手間がかかる。その点、日本には安くておいしい半調理品が多いので料理の負担が減り、外食するにしても、日本では安心して食べられる店が多いと伝えた。

 また、子どもがいる家庭では、日本の「衛生的な環境」が子育てに向いていると感じるそうだ。ある中国人の母親は、子どもを連れて帰省したときに「子どもが公衆トイレに入りたがらなかった」と話したそうだ。中国のトイレが汚いうえに臭かったためで、これだけ環境が違うと子どもを連れて正式に帰国するのは難しいとしている。

 記事は他にも、日本は「手続きの類が簡単」だと紹介している。中国では、病院や学校などの手続きが複雑で、現実にはコネがなければ手続きがなかなか進まないことが多い。学校は戸籍のある都市でしか受け入れてくれないので、別の都市に住んでいる場合、家を買って戸籍を移すなどの大掛かりな準備が必要になる。その点、日本に住んでいれば、外国人の子どもでも簡単な手続きで義務教育を受けることができると指摘した。

 さらには、日本は「ショッピングが楽しい」、「シングルマザーに優しい」、「同僚との関係がシンプル」といった理由もあるとした。このように比較してみると、日本は外国人女性のみならず日本人にとっても、特に子育て世帯や家事に携わる人全般に優しい国ということができそうだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)