中国のポータルサイト・新浪に18日、「東京湾という非常に恵まれたベイエリアがあったからこそ、東京と周辺の都市圏はここまで発展することができた」とする記事が掲載された。
 
 記事は、東京湾ベイエリアがニューヨーク、サンフランシスコとともに「世界3大ベイエリア」と称されており、大量の人口と人材が集まり、膨大な経済規模、優れた環境、包容力の高い文化、効率的なリソース配置などによって、地域のみならず日本全国の経済の中枢になっていると紹介。「もし東京湾がなかったら、東京は今のような東京にはなっていなかっただろう」とした。
 
 そして、西は神奈川県の三浦半島、東は千葉県の房総半島によって囲われた面積1320平方キロの東京湾は浦賀水道によって太平洋に接続しており、湾内の幅は20キロあまり、水深は十数メートルという天然の良港だと説明。東京のほかに横浜、川崎、横須賀、千葉といった大都市が連なるように位置しており、世界で最も人口の多い東京都市圏を形成していると伝えた。
 
 その上で、近現代日本の発展はまさに東京湾沿岸から始まったと言っても過言ではなく、まず東京と横浜の間に京浜工業地帯が形成され、戦後には工業地帯が千葉一帯にまで延伸して日本の工業の大本営が完成したと紹介。東京湾沿岸の都市は日本の総面積の3.5%を占めるのに対し、日本のGDPの3分の1以上を生み出しているとした。
 
 一方で、東京湾は海への出口が狭く、湾内外の海水の交換が難しい上、沿岸地域が工業地帯や大都会であるために各種の汚水が垂れ流されて環境が著しく悪化した時期があったと指摘。しかし、環境保護意識の高まりとともに東京湾の環境改善が積極的に進められ、数十年の取り組みによって多くの魚が戻ってくるなど見違えるほど水質が良くなったと紹介している。
 
 記事は、東京湾を取り囲む東京大都市圏の人口規模は3800万人と、世界の都市圏で最も多い人口を誇っており、国連が発表した推算では2030年まで世界をリードする見込みだと伝えた。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)