日本の農産物は形も美しく、色鮮やか、規格も統一され、高値で取引されている。こうした状況はまだ中国では実現できていない。中国メディアのテンセントが日本の農業から学べる点を取り上げている。

 記事は、「日本の農産物はすべて丁寧に梱包され、泥や汚れのついた野菜はない。また、それぞれの農産物の産地、生産者の名前まで印刷されており、ひと目でどこの果物かを見分けることができる」と述べ、そうした高品質な農産物を作り出せる理由について説明している。

 1つ目の理由は「高度な生産モデルと、綿密な管理」。ビニールハウスで生産される果物は、管理が容易で、温度管理などがしやすい。

 2つ目の理由は「高品質追求の姿勢」。例えば、梨園では梨の木の枝を金網の上に沿って伸びるように管理している。こうすることで、均一に日照を受けることができ、一つ一つの梨の実も大きくなる。

 3つ目は「専門家と分業制」。日本の農家はそれぞれの専門に応じて分業している。トマト農家はトマト、イチゴ農家はイチゴと、年間を通じて1~2品目、多くても3品目ぐらいに絞って生産する。こうすることで、専門性を磨くことができている。

 4つ目は「大規模かつ専門的」。日本の農家の規模は全体的に大きく生産性も高い。農業関連の機械や製品も品質が高いため、使いやすく、農産物の線上や選別、加工のための工場まで有している。このように日本の農家は「農業を行う企業」であり、効率よく生産できている。

 5つ目は「農協などの地域サービス」。日本の農家は単独では立ち行かず、農協によるサービスが欠かせない。こうした地域社会のサービスにより、農家の利益が守られている。

 6つ目「土壌保全」。耕地が長年にわたり栽培を続けられるかどうかは、土を耕すかどうかが鍵だ。日本の農家はこの土作りを大切にしており、そのため土壌品質の保護を優先している。

 このように伝統的な農業と、最新の技術を組み合わせた農業体制により、日本では、高品質の農作物を生産できている。

 記事は、「日本の農業は最先端。我が国も学ぶ必要がある」と強調している。(編集:時田瑞樹)(イメージ写真提供:123RF)