中国のポータルサイト・新浪に18日、日本がインターネット通信速度の世界最速記録を更新したとする記事が掲載された。
 
 記事は、国立研究開発法人情報通信研究機構(NCIT)の科学者が先日、1秒間に319テラビットのデータ通信に成功して、再びインターネット通信世界最速記録を更新したと紹介。これまでの記録は、英国と日本の研究チームが昨年8月に達成した179テラビット毎秒であり、今回はこのおよそ1.8倍という倍近い速度を叩き出したことになると伝えた。
 
 そして、319テラビット毎秒という情報量について、家庭用インターネット回線の最速クラスである10ギガビット毎秒の3万1900倍であり、「たった1秒間で1万本もの高画質映画を伝送できる」と説明。従来の最高速度を大幅に更新した理由として、光ファイバーのコア数を1つから4つに増やしたこと、光増幅器の活用、波長帯域の拡大といった点を挙げている。
 
 また、この記録は実験室内で達成したと伝える一方で、3000キロメートルの超遠距離伝送をシミュレーションした結果、信号の質や速度の低下が見られなかったという成果も得られたと紹介した。

 中国が率先して導入を進めた5G通信の最高速度も現時点では10ギガビット毎秒であり、世界最高速の記録には遠く及ばない。記事は「どんなに高速化しても民間利用できなければ意味がない」という人がいるかも知れないとした上で、「しかし、かつて56キロビット毎秒でのネット通信が当たり前だった時代に、10ギガビット通信の話をするの同じようなもの」であり、実現不可能な夢物語だと思うものでもいつしか実現する世の中がやってくるものなのだとの考えを示した。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)