中国のポータルサイト・百度に17日、東京五輪の開幕まであと1週間を切った中で複数の国の選手や関係者に新型コロナの感染が見つかっていることについて、大会運営サイドの感染対策の甘さを指摘するとともに日本国内からも「中国に頼るしかない」との声さえ出ているとする記事が掲載された。

 記事は、日本政府が感染対策をしっかり行うことで「安心安全」な五輪・パラリンピックの開催を強調してきたものの、すでに複数の国の選手や関係者にコロナ感染が見つかっていると紹介。「これは日本の感染防止への取り組みに多くの問題が存在することを意味する」と評した。
 
 そして、日本にやってきたウガンダ代表団のうち1人が入国時に感染が確認された際、「他のメンバーが濃厚接触者であることの証明がない」という理由で感染者のみに隔離措置をとった結果、練習拠点で別のメンバーから新たに感染者が見つかる事態になったほか、リトアニア代表団10人については入国時に感染が確認されなかったにもかかわらず、そのうちの水泳選手1人がトレーニング開始後に感染が確認されたといった事例を紹介している。
 
 その上で、中国のセーリング代表団が先日、宿舎となるホテルについて「貸し切りではなく、他の宿泊客が混在している状況であり、ウイルス感染のリスクが高い」と不満を表明し、大会組織委員会と交渉を行ったことに言及。今大会の規定では、感染が確認されたアスリートは棄権扱いとなり試合に出られなくなるため「選手を安全な環境で生活させることが重要中の重要事項だ」と伝えた。
 
 記事は、中国セーリング代表による主張が各方面から注目を集めており「思いがけないことに、日本人からも指摘に賛同する声が出ており『もはや中国に頼るしかない』との意見さえ見られる」と紹介。中国代表に感染対策上の問題点を指摘し続けてもらい、日本政府や組織委員会に是正させることを望んでいる日本人が多かれ少なかれ存在するとし、その背景には「日本人が自国の感染防止への取り組みに対し、大いに不満を持っている」ことがあるとの見解を示した。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)