日本と中国にはさまざまな点で違いがあるが、「ルールや規則に対する考え方」も日中における大きな違いの1つだと言えるだろう。日本人は「規則やルールは守るべきもの」と考えるが、中国人はルールや規則に抜け穴がないか考え、いかに守らずに済むかを考えると言われる。

 中国のQ&Aサイト悟空問答に、「なぜ日本人はあんなにもルールをよく守るのか」と問いかけるスレッドが立てられ、中国人がその理由について思い思いの意見を述べている。

 ある中国人ユーザーは「日本は自然災害が多いからではないか」と推測している。災害が多い以上、互いに助け合って共存する必要があるので集団意識が形成され、集団になるとみんながルールを守る必要があったからだと推測した。

 別の中国人ユーザーは、「民度の高さ」が大きく関係していると分析していた。団結力があって自尊心が高く、自らをきちんと律することのできる民度の高さは否定できない事実だと述べている。さらに「日本人は幼いころから人に迷惑をかけてはいけないと教えられているから」との意見もあった。ルールを破れば人に迷惑がかかってしまうからだという。

 他には、「法律」が主な理由だと主張する人もいた。多くの人は、日本人の民度の高さや礼儀正しさ、経済や社会が発展していることなどを理由としてあげるが、根本的な理由は「法律が厳しいから」で、ルール違反に対する罰則が厳しいので守るようになったとしている。

 実際のところ、多くの日本人にとってルールを守るのは当然のことであり、あまり意識せずとも自然にできていることだ。しかし、信号を守ること1つをとっても、かなり意識しないとルールを守るのが難しい中国人からすると理解に苦しむことのようで、そのため様々な意見が出てくるのかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)