タイでは、王室批判はタブーとされてきたが、最近の若い世代では公に王室批判をする人も出てきているようだ。では、日本国と日本国民統合の「象徴」として天皇陛下がいる日本ではどうなのだろう。

 中国のQ&Aサイト・知乎はこのほど、「日本人は気軽に皇室や天皇の話ができるのか」と題するスレッドが立てられた。スレ主の中国人の周囲にいる日本人は天皇陛下についての話題を口にしないそうで、「日本ではタブーなのではないか」と思っているようだ。

 スレッドにはスレ主と同様周りに日本人がいる中国人ネットユーザーや、日本に住んでいる中国人、また日本のニュースを見た中国人などから、多くの意見が寄せられ、「話題にすることがタブーなわけがない」と指摘した。「日本はタイとは違う」、「不敬罪はない」、「民主主義なのだから、話していけないわけがないだろう」とのコメントもあり、日本に言論の自由があるのは中国でもよく知られているようだ。

 日本に住んでいるという中国人ユーザーは、日本人が普段天皇陛下の話をしないのは「する必要がないから」と説明している。政治を司っているわけではなく、経済を動かしているわけでもないためだとした。

 また、日本ではタブーどころか「皇室批判をする人がいる」のも事実との指摘もあった。中国には王室はないが、政治指導部を批判するというのは中国でも「あり得ない話」だ。中国では建前上言論の自由は認められているが、政治に批判的な言動には危険が伴うため、政治の話を避けるか、本音か建前かは別として愛国的なことを言う傾向が強い。だからこそ、中国人は「日本人が天皇陛下の話題を口にしないだけで、タブーなのではないか」と思うのだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)