日本での暮らしはあまり宗教色が強くないが、それでも多くの伝統的な習慣が残っている。なかには中国と非常に良く似た習慣もあり、中国人に親近感を与えているようだ。中国の動画サイト・西瓜視頻ではこのほど、ある中国人が「日本で地鎮祭(じちんさい)を行った」様子を紹介する動画を配信した。

 配信者は日本で家を建てることになったようだが、「日本では地鎮祭を行う慣習がある」と説明を受け、日本の習慣を体験するまたとない機会になると考え行うことにしたようだ。この男性はドローンを飛ばして上空から全体を撮影し、日本の地鎮祭がどのように行われているかを紹介している。

 この建築予定地は、空港にほど近く中国に行くのも便利で、周りは昔ながらの日本家屋と田んぼに囲まれた自然豊かな場所にある。整地されただけで、まだ何もない土地に祭壇が設けられ、神主が儀式を執り行っているのが見える。視聴者に対して、金額もさほど高くなく、建物を建てる前にしかできない儀式なので、日本で家を建てようと思う人には体験してもらいたいと伝えている。

 男性は「日本でしかできない体験」と紹介しているが、多くの視聴者は「中国にも似たような習慣がある」と反応していた。特に、広東一帯には地鎮祭とそっくりな儀式が残っていて、福建や広西、台湾にもあるはずだというコメントもあった。中国ではこうした儀式は「迷信」と言われているためか、「同じことをしても、中国では迷信と言われるのに、日本では伝承と言われる」との指摘もあった。

 日本では、普段は無宗教の人でも人生の節目にはこうした習慣を忘れずに行うことが多い。その点、中国では伝統的なしきたりが残るのは主に南方で、北方の人や若者には「迷信」と言われ、「考え方が遅れている」と思われているようだ。先進国の日本で、「迷信」的な慣習が残っているのは一部の中国人からすると不思議に感じられるようだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)