中国人の日本観にはどうしても歴史問題が付きまとうが、歴史問題を抜きにした場合、中国人は日本をどのように評価しているのだろうか。中国のQ&Aサイト・悟空問答にこのほど、「歴史問題を考慮しないとしたら、日本はどんな国だと思う?」と問いかけるスレッドが立てられた。

 寄せられたコメントからすると、多くの中国人は歴史問題を抜きに考えれば日本を高く評価しているようだ。ある中国人ユーザーは「日本は結構良い国」として、日本の工業製品は世界に広まっていて、国連分担金の分担率が高く、民度も高いので世界から歓迎されていると評価した。また、「保守的で静かな社会」という声や、「電子、自動車、鉄鋼、サービス、化学工業などで世界の先端を行く強国だ」という声もあった。

 また、見習うべきところが多いと指摘する中国人ユーザーもいて、「環境保護の意識が高く、謙虚だ」、「危機意識と、自律心が高い」などといった称賛、さらには中国政府が国民に求めている「五講四美」が日本で実践されていると感心する内容もあった。これは「文明、礼儀、衛生、秩序、道徳の尊重」と「心、言葉、態度、環境を美しくすること」で、社会主義精神の基礎とされている。中国人よりも日本人の方が実践できている、と中国人が感じているというのは興味深いことだ。

 もっとも、日本を称賛するものばかりではなく、「歴史問題をわきにおいても、日本は好きではない」という声もあった。「強い者だけを崇拝する傾向や、子どもに厳しいところが好きではない」と説明している。確かに日本人は中国人ほど子どもを甘やかさないが、それは子どものためを思ってのことだ。だが、中国人からすれば「子どもを甘やかさない日本人」は子どもに厳しいと映るようだ。

 多くの中国人は、日本についてイメージで答えているようだったが、ある中国人ユーザーは「日本に行ったこともなく、日本人に接したこともないので、評価はできない」と答えていた。この意見には一理あり、やはり自分の目で見て肌で感じたことから評価するのが一番良いと言えそうだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)