日本は過去に古代中国から多くを学び、さまざまなことを導入してきたが、近代ではこの関係が逆転し、中国が日本から学び、導入するというケースが多くなった。では、現代中国が日本から学べることは何かあるのだろうか。中国のQ&Aサイト悟空問答にこのほど、「中国が学ぶに値する日本の長所にはどのようなものがあるのか」と題するスレッドが立てられ、中国人が議論を交わしている。

 寄せられたコメントを見ると「努力を厭わないこと、団結心があること、苦労に耐えられる精神力があること」、「愛国心、プロ意識、清潔さ、礼儀正しさ」、「民度の高さ、何事も研鑽を積むこと、国民としての誇りを持っていること、弱点に向き合う勇気があること、負けた時にライバルから学ぶことを惜しまないこと」などがあり、これらはいずれも中国人の間で日本の特徴として高く評価されているようだ。

 また、「民主・法治の社会制度を築いたこと」も中国が学ぶに値するというコメントがあった。このコメントでは「法の前に人々は平等であり、法律が人に対して高い拘束力を有している。これが日本人の民度向上に貢献している」と主張していた。中国でも社会主義核心価値観として「民主」、「法治」が含まれているが、我々の考える民主や法治とは意味合いが違うのが現状だ。

 このほか、「このような話題には意味がない」と主張する意見もあった。例えば、多くの中国人が称賛する日本の「匠の精神」も、ビジネスの観点からすると必ずしも良いとはいえず、日本人の「頑固さ」が質の高い自動車を製造するのには有利だったが、IT社会においては融通が利かず遅れるようになったと主張しており、長所と短所は表裏一体なので論じても意味がないとしている。

 とはいえ、他国から良い点を学ぶことは国が発展するうえでの重要な要素の1つとなることは間違いない。この点で日本が中国から学べることもあるはずであり、互いの良い点はぜひとも取り入れていきたいものだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)