中国では日本について語るとき、「日本は恐ろしい国だ」と表現するが、中国メディアの網易はこのほど、先進国になった韓国についても「恐ろしい国」であるとし、「韓国が先進国になれた理由」を分析する記事を掲載した。

 韓国は2021年7月には国連貿易開発会議(UNCTAD)で正式に「先進国」と認められた。このニュースは中国人の間でも注目されているようだ。記事はまず、韓国が先進国になったことは、中国人に少なからず衝撃を与えていると紹介している。なぜなら、これまで「韓国は中国人が軽んじてきた国」だからだという。中国で韓国について聞くことと言えば、文化の盗用、大統領経験者の逮捕、競争の激しい教育などのネガティブな情報ばかりだったため、中国人からすると「そんな韓国がある日突然、先進国になった」という感覚があるのだという。

 実際には、何年も前から韓国は先進国と見なされてきたので、今になって驚くというのは、これまで中国人は気付かないふりをして認めてこなかったのだろう。では「韓国は何をもって先進国になった」のだろうか。記事は、韓国がここまで台頭できたのは米国による援助と、国際通貨基金(IMF)による救済などの「海外からの援助」があったこと、そして韓国が得意とする「製造業」、「半導体」、「自動車」、「電子」、「第3次産業」、「造船業」の6つの産業が経済をけん引したためと分析した。

 これらの要因から言えば、中国にも先進国になる要素は十分にある。改革開放後は、日本を始めとする各国の援助を受けており、中国にも世界的に力のある産業は多い。先進国はGDPに占める第3次産業の割合が高くなるもので、日本は7割になっているが、中国も韓国よりわずかに低い51%ほどまで上昇してきている。韓国が先進国になったことよりも、部分的に見れば、中国がまだ発展途上国でいることの方が意外なくらいだ。

 とはいえ、一人当たりのGDPの低さなど、中国にはまだ課題が残っている。中国人としては複雑な思いもあるようだが、韓国が先に先進国になったのは順当なのかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)