経済成長が続く中国では、人びとの生活スタイルや習慣、街並みから物価まで、「変化しないものはない」と言っても過言ではないくらいあらゆる事物が変化を続けている。そんな中国からすると、日本は良い意味でも悪い意味でも「変化がない国」に映るのだという。中国の動画サイト・西瓜視頻はこのほど、「時代が変わっても、日本にはまったく変わっていないものが少なからず存在する」と説明する中国人による動画を配信した。

 日本からは多くを学べると主張する中国人は多いが、一方で日本の欠点を指摘する中国人もいる。この中国人配信者は変化を嫌うのは日本人の欠点の1つとの見方を示し、変化を嫌う日本社会の一例として「日本では今でもFAXが使われている」ことを挙げた。

 確かに東京都では新型コロナウイルスの感染者数の統計をFAXで共有していたことが大きな注目を集めたが、動画では「過去の時代において確かにFAXは高級機器だったが、現在の中国でFAXを知っている若者はすでにおらず、FAXは時代後れの通信機器だ」と主張。そんな機器が先進国である日本では今も現役であることに驚きを示した。

 また、日本はキャッシュレス社会の構築を目指しているが、それでもいまだに現金払いをする日本人は非常に多いとしている。一方、2019年時点での中国のキャッシュレス決済普及率は86%にまで達していると伝え、こうした点も変化を嫌う日本社会の特性を示す事例であることを指摘した。

 さらに動画では、変化しないのは「物価も同じ」であるとし、中国では物価が上がり続けているのに対し、日本ではむしろ物価が下がっているものも多いと指摘。たとえばラーメンは20年前も今も1杯500円ほどで食べられると主張。もちろんもっと高額なラーメンもあるが、安いままのラーメンもあると強調。日本では物価も所得も停滞しており、こうした変化の乏しさは好ましいものではないことを指摘した。

 日本に対するこうした配信者の見方に対して、ある中国人ネットユーザーは「これだけ変化していなくても、日本が今なお先進国なのは驚異的」と主張。また別の中国人ユーザーは物価について、「自分の街では20年前に3元(約50円)ほどで食べられた麺料理が今は13元(約220円)まで値上がりしている」とし、物価が変わらない点については日本が羨ましいと主張していた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)