改革開放後の中国の経済成長には目を見張るものがあるが、中国の動画サイト・西瓜視頻はこのほど、「中国が発展できたことについて、一番感謝すべき国はどこか」と問いかけ、若い中国人にインタビューをする動画を配信した。

 この質問は、「中国の台頭は、他国のおかげ」という前提になっている。若い男女6人にインタビューした結果、多かったのは「旧ソ連」という答えで、「中国に社会主義をもたらしてくれた」、「技術を提供してくれた」などとして、旧ソ連が中国の発展に貢献してくれたと主張した。1950年代には中ソ対立があったが、それでも旧ソ連のおかげだと認識しているようだ。

 ほかには、親中国の「パキスタン」や、日本という答えもあった。配信者にとって、日本という回答は意外な答えだったようで、中国の視聴者に向けて「どう思うか」と意見を求めている。寄せられたコメントを見ると、やはり旧ソ連に感謝しているという人がいて、「旧ソ連がなければ、中国には空母がなかった」と理由を説明しているが、「米国」や「日本」に感謝している人の方が多かった。「中国に危機感を与えてくれたから」だという。

 しかし、最も多かったのが「感謝すべきは自分たち」というコメントだった。中国では、ここまで台頭してきたのは中国人が共産党の指導のもと一致団結して奮闘してきたから、という考え方が一般的だ。それどころか、「中国人は世界中で勤勉に働き世界平和に貢献している」と、むしろ中国に感謝して欲しいくらいだという中国人ユーザーまでいた。

 中国が発展するのに、各国からは多大な援助があり、日本からも3兆円を超えるODAが拠出されている。しかしこういった情報を知る中国人は少なく、知っていても「利害関係で援助したのだろう」と考えられているのが現実だ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)