長崎県から上海市までの距離は約850キロで、長崎県からだと東京よりも上海の方がずっと近く、日本と中国は物理的にはそれほど遠く離れていないと言える。しかし、日本人と中国人の間には大きな「違い」があるようだ。中国のQ&Aサイト悟空問答にこのほど、「日本と中国、日本人と中国人の違い」を比較するスレッドが立てられ、中国人ネットユーザーたちが様々な意見を寄せている。

 寄せられた意見で比較的多かったのが「民度やマナーの差」を指摘するものだった。この点で中国も以前と比べてずいぶんと改善してきているとはいえ、やはり日本人と比べると全体的には大きな差があることを認めつつ、「30年の開きがある」と主張する中国人ユーザーもいた。しかも、日本人はさらに向上し続けているのに対し、中国は民度向上のペースが落ちているとの意見もあった。

 また、データから違いを説明する人もいた。2018年の時点で1人当たりのGDPは日本が約3万8000ドルなのに対し、中国は約9800ドルで、これは日本の1980年ころに相当すると指摘した。また、ノーベル賞受賞者数でも中国は日本よりずっと少ないので、これも大きな差だとしている。

 スレ主の質問は、日本人と比べて中国人がどれほど遅れているかというニュアンスだが、この前提に異議を唱えるコメントも少なくなかった。例えば、「日本は20年も経済が停滞し、GDPは中国の3分の1しかない。日本は米国に鎖でつながれ、米国の言うことを何でも聞くというのは恥辱でしかない。第5世代戦闘機も開発できず、5Gでも遅れている」と、中国の方が日本よりずっと上だとの主張があった。

 ほかにも、「日本に行ったことがないからよく分からないが、中華民族は賢くて才知にあふれ、世界に2つとない偉大な民族で、日本人に勝っていることだけは知っている。これは確固たる事実」と自信にあふれた意見もあった。中国のネット上では、日本を高く評価する見方がある一方で、「中華民族の偉大なる復興」のスローガンに乗って民族的な自信を深めている人も増えていることが見てとれた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)