中国のポータルサイト・百度に6日、日本に関する雑学の知識を紹介する記事が掲載された。その中で、日本の「コーヒー」の漢字が中国語と異なる理由が紹介されている。
 
 日本で「コーヒー」を漢字で書くと「珈琲」となるが、中国語では「珈琲」の王偏が口偏になる。口にする飲み物、という点から考えれば中国語表記の口偏の方がより適切な気もするが、記事は江戸時代から王偏の「珈琲」が用いられており、そこにはちゃんとした理由があるのだと伝えた。
 
 そして、コーヒーは江戸時代の18世紀にオランダ人によって日本に持ち込まれたものであり、「珈琲」という字を当てたのは現在の岡山県にあった津山藩の藩医であ、オランダ学術研究者だった宇田川榕庵であると紹介。宇田川はコーヒーの飲み物ではなく、赤い果実が女性のかんざしを想起させると考え、「玉をたれ下げた髪飾り」を指す「珈」と、「玉を連ねた飾り」を意味する「琲」の二文字を組み合わせて「珈琲」とし、「コーヒー」の当て字に用いたのだと説明している。
 
 その上で、宇田川が自身で作った「蘭和対訳辞典」でこの「珈琲」という語を用い、以降この当て字がコーヒーとともに日本全国に広がっていったとした。また、宇田川は当時まだ日本に概念がなかった植物学や化学に関する書籍を数多く翻訳し、新しい日本語を次々と作っていったと伝えた。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)